RIZIN.30 第四試合 佐々木憂流迦 vs. 堀江圭功
佐々木選手は、バンタム級からフェザー級に階級転向してから初の試合。
UFCでは9戦の試合経験があり、戦績は4勝5敗。寝技を得意とする選手。
堀江選手は、RIZIN 27でKO勝利を飾ってからの今回。
堀江選手もUFCでの試合経験があり、戦績は0勝1杯。空手をバックボーンに持つ打撃を得意とする選手。
元UFC参戦経歴のある二人というハイレベルな組み合わせです。
最初の手合わせですが、ほぼパンチでしたね笑
佐々木選手かなり気合が入っているようでした。
かなり近い距離での展開が続きます。
堀江選手のノーモーションでの右ストレート。かなり速いです。
佐々木選手もすぐに右を返します。
組み付きすぐさまバックを取る佐々木選手。流石のうまさです。
クラッチをしてディフェンスを固める堀江選手
しばらくの膠着状態の後、片足を持ち上げる体勢に切り替えテイクダウンを狙う佐々木選手。
しかし、腰の強い堀江選手は倒されず、組み付いている佐々木選手の頭に肘の連打。
その後もバックを取ったりしながら何とか寝技に持ち込みたい佐々木選手ですが、ディフェンス力の高い堀江選手に全て防がれてしまいます。
この後も膠着状態が続き、ブレイク。
お互い離れてからリスタートです。
堀江選手のローキックに足が流れる佐々木選手。
佐々木選手のカーフキックをカットしつつ右のカウンターを放つ堀江選手。
技術の高さが見えます。
ローキックを蹴られると足が流れてしまう佐々木選手。
堀江選手のローキックはかなり重たそうです。
1R目終了。
2R目
フェイントは多用する堀江選手に対してなかなか積極的に動けない佐々木選手。
佐々木選手が打撃を放ってもすぐに打ち返す堀江選手。
再びバックを取られるもしっかりとクラッチをして次の展開へ行かせません。
しばらく打撃の攻防が続きます。
相変わらず堀江選手のローキックに足が流れてしまう佐々木選手。
佐々木選手の蹴りはちょくちょく当たりますが、パンチはうまくかわされてしまいます。
佐々木選手、タックルをしますが切られてしまいます。
流れは堀江選手へ傾いてきました。
次々と堀江選手のパンチを被弾していく佐々木選手。
堀江選手のローキックで足が流れ、佐々木選手のパンチは避けられ、タックルは切られ、堀江選手のパンチを被弾する佐々木選手。
このような流れが多かった2R目でした。完全に堀江選手のペースになっています。
3R目
佐々木選手がタックルに入りますが、腰の強さでびくともしません。
佐々木選手の得意なところで展開させない堀江選手
組み付き続ける佐々木選手に容赦ない肘の連打。
この頭部への肘打ち、気絶するぐらい痛いんじゃないかと思うのですが、よく耐えるなぁと素人目に思ってしまいます・・・。
打ってる方も痛いだろうなぁ・・・。
一度ブレイクがかかり離されますが、すぐにタックルで組みつく佐々木選手。
しかし、やはり何もさせてもらえません。
その後も堀江選手有利の展開が続き試合終了。
3-0の判定で堀江選手の勝利
危なげなく勝った試合だったと思います。
打撃が強い印象が強かった堀江選手でしたが、腰が半端じゃなく強いことも今回印象的でした。
朝倉兄弟とも練習をしている堀江選手ですが、あの腰の強い朝倉兄弟からも堀江選手は腰がめちゃくちゃ強いと言われています。
佐々木選手は今回見た感じ、バンタムよりも動きがよかった気がします。
何度も組み付きバックに回るテクニックはさすがのものでしたが、相手との相性が悪かったかもしれません。
いづれにせよ、佐々木選手のフェザーでの活躍がより一層楽しみになった試合でしたし、堀江選手はフェザー級トップ戦線参加へのインパクトを確実に残せたと試合だったと思います。